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Turing Pharmaceuticals CEO, Martin Shkreli at CNBC

米製薬会社の若き経営者、AIDS治療薬をいきなり50倍の値上げ

Posted 1 years 10 months ago

Turing Pharmaceuticalsという製薬会社が、これまで他社が有してきたAIDS治療薬「Daraprim」の権利を取得した上で、販売価格をいきなり、これまでの13.5ドル(一錠)から750ドルに、率にして5555%(55倍)の値上げを実施したことが大きな批判を集める状況となっている。

その後、Turing PharmaceuticalsのCEOを務めるMartin Shkreli氏は世間の批判に応えるため、CNBC番組に出演し「我々は、製薬会社として、販売利益を上げる必要がある。以前、この医薬品を販売していた企業は単に、元値で販売を行っていただけだった」と述べ、また、治療薬の大幅な値上げにより治療に支障がでるAIDS患者も生じるのではないかといった質問に対しては「値上げ後の販売価格であってもAIDS治療薬としては比較的安価なものに属する」と述べて、今回の値上げ実施について正当化した。

Daraprimは1953年に認可されたトキソプラズマ症(toxoplasmosis)などの感染症の治療薬で、その後AIDSにも有効であることからAIDS治療薬としても使用されてきたものとなる。

Turing Pharmaceuticalsが行ったAIDS治療薬の大幅な値上げの決定を受けて、民主党の大統領候補となるヒラリー・クリントン氏は早々に、当選後は、製薬会社の値上げの実施に対しては制約を課すことを表明。この発言が元となり、月曜の株式市場では製薬会社の株価が軒並み値下がりを起こすなど、一製薬会社が行った値上げの決定は早くも様々な方面に波及している。

ただし、Martin Shkreli氏による発言の内容は、世間では賛否両論をもって受け止められており、製薬会社は患者の生命に危険を及ぼしてまでも利益を上げる必要性があるのか、製薬会社は資本主義社会にあっても公共的責任から利益は抑える必要があるのか、様々な議論を招くものともなっている。

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